看護専門外来の種類

看護専門外来といってもさまざまな種類があります。その中から「小児科看護専門外来」「糖尿病看護専門外来」「がん看護専門外来」「ストーマ看護専門外来」について具体的に紹介します。小児科看護専門外来では病気や育児について大きな不安を抱えてやってくる人も多いため、少しでも安心できるように気遣いながらきめ細やかにサポートすることが大切です。また、心身のつらさや経済的な不安を抱えている患者さんも多いがん看護専門外来では患者さんとどのように接していけばいいのか、対応の仕方を考えることも必要です。

小児科看護専門外来

子どもの病気や育児のさまざまな悩みの相談に乗る「小児科看護専門外来」について紹介します。子どもは大人のように自分の状態や意思を上手く伝えることができません。小児看護専門看護師は患者さんが少しでも安心して治療に臨めるように病気について説明する役割を持ちますが、言葉だけではなく視覚でも分かりやすくなるように工夫する必要があります。また、育児が初めての人にとっては授乳の仕方や離乳食の進め方など悩んでしまうことも多いでしょう。そういった人達の相談に乗り、発達段階に応じたアドバイスをします。
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糖尿病看護専門外来

糖尿病は患者さん1人ひとり問題点が異なるため、それぞれに合わせた看護や指導を行うことが大切です。糖尿病看護専門外来で働く看護師のほとんどは糖尿病について専門的な知識を持つ糖尿病看護認定看護師です。現在、成人人口の5～6％が糖尿病患者であるといわれていますが、今後もその数が増えていくことが予想されています。糖尿病は慢性疾患のため、発症したら生涯に渡って療養しなければなりません。患者さんの心理状態や変化する発達課題に応じた看護や指導をしていくのが、糖尿病看護認定看護師の仕事です。
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がん看護専門外来

がん看護専門外来ではがん闘病中の治療に関する悩みや精神的な苦痛、経済的な問題などの相談に乗り、医師や薬剤師など他職種と連携しながら患者さんの悩みを解決することを目的としています。がん看護専門外来では主にがん看護の分野で高水準の看護実践能力を持っているがん看護専門看護師が患者さんやご家族の対応をします。がんの専門知識はもちろん必要ですが、患者さんの人生の終焉期までサポートしていくため、患者さんとどう向き合うのか、どう接するのかもよく考えなければなりません。
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ストーマ看護専門外来

ストーマと呼ばれる人工肛門を装着している患者さんの皮膚トラブルや日頃のケアに対する指導をしたり、これからストーマを装着する患者さんが快適な日常生活を送れるようにサポートしたりするのが「ストーマ看護専門外来」です。ストーマ看護専門外来では創傷・オストミー・失禁看護分野において高水準の看護スキルや専門知識を有している皮膚・排泄ケア認定看護師が主に対応していますが、患者さんが安心して日常生活を送れるように、看護師や医師、他職種のスタッフが一体となってサポートすることが大切です。
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腹膜透析外来

腹膜透析は、お腹の腹膜を利用する透析方法です。患者さんは基本的に自宅で透析を行うため、専門知識やスキルを有する医療従事者のサポートが欠かせません。腹膜透析外来では、月に1〜2回程度来院される患者さんに対し、各種検査や採血、健康指導などを行います。腹膜透析は合併症などのリスクを伴うため、きめ細かなサポートが必要不可欠です。腹膜透析外来で働く看護師は専門知識やスキルの証である「腹膜透析認定指導看護師」の資格を有しておくと、患者さんに深く寄り添ったケアが実践できるでしょう。
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